新型コロナウイルス感染の影響、サラリーパーソンの半数以上が失業を心配

70
新型コロナウイルス感染の影響で、台湾のサラリーパーソンの半数以上が、失業を心配している。

新型コロナウイルス感染の影響が深刻化する中で、休んだ分の給料を支払わない「無給休暇」が増加しており、雇用への影響が懸念されています。

人材紹介会社がまとめた調査によると、サラリーパーソンの半数以上が、失業の可能性があるのではないかと心配していることが分かりました。特に、百貨店の従業員で、心配している人の比率が最も高くなっています。また、採用面接を、インターネットを使った遠距離の方法で行う企業も少なくありません。

******************

「はじめまして。私はルビーと申します。積極的で、情熱があり、責任感を持った人間です。海外での仕事の経験がたくさんあります」

面接用の正装に身を包み、きちんと座って、カメラの前で、応募している会社の人事責任者に自己紹介をしています。新型コロナウイルス感染の影響で、面接をオンラインで行う風潮が世界的に広がっています。わざわざ面接場所に出向かなくてもよく、人との接触によるリスクが避けられ、またいつでも面接することができて、便利です。

彼女は、海外での仕事の経験が豊かで、カナダやイギリスで働いたことがありますが、いずれもまずインターネットで面接しました。昨年末、イギリスから台湾に帰り、旅行業界に入ったところで、新型コロナウイルス感染が発生し、収入がなくなってしまいました。今は、個人病院で体温測定を手伝う、時間給のアルバイトをしています。

「いろいろな面で節約しないといけません。例えば、以前はちょっと疲れたら車を呼んで乗っていましたが、今はバスか自転車シェアリングを利用しています」とルビーさんは話します。

人材紹介会社が行った調査によると、回答した1101人のうち、半数以上のサラリーパーソンが、仕事がなくなるのではないかと心配しています。特に百貨店など小売業の従業員で、心配している人の比率が高くなっています。会社の運営が思わしくなく、シフトが減っています。さらに、8.8%が、すでに「無給休暇」を言い渡されたと答えています。

人材紹介会社1111人力銀行の担当者は、現在、「無給休暇」を言い渡されている人は、政府発表より多いはずだと指摘しています。

「中小企業の多くは、無給休暇を実施していることを政府に報告しなくても良いのです。一般に、労働検査は従業員が数人の会社まで及びません。私たちの現在の推定では、無給休暇の対象となっている人は、すでに2万人を超えています」

新型コロナウイルス感染の影響で、もともと中国大陸で勤務する予定だった人が、まだ台湾にいます。テレワークの方式で仕事をしていますが、同僚に会えないので、あまりスムーズにいきません。

もともと、楽器のドラムを教えていた先生は、収入が激減しています。生活は、親に頼るしかありません。誰もが、新型コロナウイルス感染が一日も早く終息し、正常な生活が戻ることを願っています。

 

新聞來源:RTI
編集:早田健文
Source